ニュース概要
政府は外国人労働者の在留資格の基準を緩め、就労を促進しようとしている。人手不足が特に深刻な農業や建設に外国人労働者で対応しようという意図だ。
調べた情報
●つい最近まで外国人が単純労働をすることを禁止していた
→日本人の雇用を奪うから
→外国人が増えすぎて治安が悪くなるから
●しかし、日本人の就労希望が少ない「建設・農業・介護・造船・宿泊)において、在留資格の規制を緩和する
●新制度より前では、技能実習制度というものがあったが安く買い叩く例としてニュースにもなった
【新制度への変更に対して】
<企業>
5年〜10年という長い期間で外国人を雇うことができるようになったので、人材育成にも力を入れることができる。人材不足の業界で、人材を確保しやすくなる。
<外国人にとって>
アジア・オセせアニアにとってオーストラリアについで賃金が高い、求人が多い日本で働ける機会が増える
<日本人にとって>
治安が悪くなる可能性がある。雇用が奪われる
【ドイツの移民政策の結果】
●犯罪率の増加
●社会福祉及び補助金の悪用
【多国籍国家のオーストラリアの取り組み】
●移住後の生活に適応するための文化オリエンテ ーションや、英語教育プログラム、通訳サービスなどが提供されている他、文化、芸術、スポ ーツ分野での文化の多様性に対する取り組みが強化されている。
●2007 年度から市民権(国籍)の取得に対しては市民権テストが実施されている。オー ストラリア国民としての意識を高める狙いがあり、英語力だけでなく、オーストラリアの歴史 などに関する出題をクリアする必要がある。これは、文化の多様性は重視するが、民主主義や 自由主義などのオーストラリアの基本的価値を損なわないことを目的としており、多文化主義 を掲げつつも、オーストラリアの一体性を保つための取り組みとなっている。
『日本語能力試験JLPT』
『人材開国へ政策総動員 単純労働解禁 「入管庁」格上げ 』
『介護人材1万人受け入れ ベトナムと合意 政府20年目標、インドネシアにも打診 』
『外国人の就労拡大策 北関東、農業や宿泊業 歓迎の声 』
『外国人の「単純労働者」を受け入れへ』
『外国人が「単純労働」を禁止されている理由とは?』
自分だけが気づいた問題点
かつては、外国人労働者の単純労働を禁止して技能実習制度のみで対応していた日本政府。しかし、いよいよ人で不足に拍車がかかり外国人労働者をこれまで以上に積極的に呼び込むように政策を転換することになった。大事なのは、外国人が入ってくることによって生じるデメリットを述べて規制を強めることではなく「いかに外国人労働者と共生して、多国籍民族国家に向けて変われるのか」ではないだろうか。そのためにも、日本語検定や具体的な技能だけの研修や講習だけでなく、日本の歴史や日本人として?といった分野のオリエンテーションが重要になってくる。
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