【ニュース #19】1日目:概要(ベーシックインカムの是非)

◆ベーシックインカムとは?

国民全員に、生活する上で必要最低限度の金額を一律で給付する制度。条件を満たした特定の人にのみ給付や保証のある社会保障制度とは違い、国民全員に給付する点が大きな違いである。

◆ベーシック・インカムを支給された時の人々の税金と給料

全員に一律で30%の所得税の場合の可処分所得=BI84万円+(自分の給料×0.7)
所得が280万円になると、課税金額として84万円を徴収されるのでBIで給付されている金額とトントンになる。

◆どういう経緯で導入されようとしているの?

人工知能が発達したことによって人々の仕事がなくなりつつある。「仕事がなくなる=お金が稼げなくなる」からこそ、全員に給付することでその問題を解決できる。

◆論点になっていること

①財源は確保できるのか?
②労働意欲がなくならないか?
③用途を限定した給付 or 用途を限定しない給付

◆導入のメリット

①失業対策になる→AIの登場で仕事がなくなるから。仕事がないとお金もらえない→BIがあれば大丈夫
②やりたくない仕事を生活費のためにする必要がなくなり、労働生産性があがる
③細分化されている行政サービスがスリムになってコスト削減

◆導入のデメリット

①低所得者がの経済状況が苦しくなる
②月7万円じゃ暮らせない(東京など)

◆ベーシック・インカム論に出てくる用語

負の所得税:所得税とは、人々の所得に対して課税される税金のことである。現在は累進課税制度をとっており所得が多ければ多いほど課税される所得税も多くなる。日本では最低の金額が0円であるが、ある年収以下になると逆に給付される所得税を負の所得税という。

シカゴ派の経済学者:小さな政府推奨 市場に任せておけば良い

リバタリアン:シカゴ派の考えをライフスタイルまでに落とし込んだ人たち。完全自由主義者。国家の役割を最小限にする。

リベラリズム:政府の介入が大きい

税の逆進性:それぞれが逆に進む傾向。消費税が上がると、低所得者よりも高所得者の方が税負担比率が下がる。

◆参考文献『ベーシック・インカム〜国家は貧困問題を解決できるか〜』

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