◆第14回ピンクリボンデザイン大賞 作品募集について
http://www.pinkribbonfestival.jp/event/design/
タイトル :娘はまだ6歳、妻が乳がんになった
著者 :桃山 徹
ページ :175ページ
選んだ理由:乳がん検診の案内を本人に届けるのではなく彼氏や夫に届ける上でサポートする側の話が聞きたかったから
◆要約(200字)
娘が6歳にも関わらず、最愛の妻が41歳で乳がんにかかり闘病していく姿をライターでもある夫が描いていく話。夫である著者は本人も言っているように「甲斐性がなく」「ネガティブ思考」である。様々な場面で著者の心の声が描かれているが、建前ではなく本音で書かれており非常にリアリティある内容。がんの治療にはお金が非常に大事であり、お金があればもう少し妻に良い思いをさせられるのにと常に自分が貧乏なことを著者が嘆いている。
◆感じたこと(200字)
自分の姉が30代で子宮の癌にかかっているが、あまり身近には感じていなかった。もし自分の奥さんが若くして癌にかかってしまったとしたら、経済的にも精神的にも大きく影響を与えるのだと実感した。1年間抗がん剤の治療をしたときに血液検査を半年間していなかったのが悔しいと著者は言っていたが、早く検診に行ったほうが良いと男の立場からも感じた。本人はもちろん子どもや夫を含めた家族全員がつらい思いをすることになる。
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