【ニュース #25】廃プラ削減で数値目標 政府検討、実効性が課題

ストロー

ニュース概要

廃プラ削減で数値目標 政府検討、実効性が課題 

政府はプラスチックごみによる海洋汚染の深刻化を受けて削減に向けた対策に乗り出す。年内にも数値目標を盛り込んだ対応策をまとめる。プラごみを巡っては欧州連合(EU)などで規制が進む。日本は包括的な規制がなく国内外から批判が強まっている。レジ袋や使い捨て容器など、どこまで規制に踏み込めるかが焦点となる。

調べた情報

【なぜ問題視されているのか?】

●日本はアメリカに次いで廃プラの量が世界第2位
●経済協力開発機構(OECD)はプラごみによる環境汚染などの損害が年間約130億ドル(約1兆4千億円)に上ると試算
●プラスチックが細かくなったマイクロプラスチックが問題
●動物プランクトンが植物プランクトンと間違えてマイクロプラスチックを食べる。その動物プランクトンを魚などが食べる。
●プラスチック用品が海に捨てられてると、紫外線等を浴びてマイクロプラスチックになる
●プラスチックごみの6割は包装や容器などの使い捨てプラスチック
●オーストラリアではプラスチックごみのうち、飲料系のゴミが3割を締めている
●ストローは小さいためにリサイクルされずにそのままゴミに捨てられる
●アメリカでは1日5億本のプラスチックストローが捨てられている
●スターバックスでは毎年20億本のストローを消費している

【プラスチックの良い点】

●加工が楽
●丈夫で安い
●透明で中が見える

【EUの規制法案の内容】

ストローや綿棒、食器、マドラー、風船に付ける柄など、日常的に使われるプラスチックが禁止される
●2025年までにほぼ全てのプラスチックボトルをリサイクル回収したい考え
●EUはこの法案が施行されれば、340万トンの二酸化炭素(CO2)排出量の削減に加え、2030年までに220億ユーロ(約3兆2000億円)規模の環境破壊が阻止できるほか、消費者全体で65億ユーロのコスト削減につながるとしている

【企業や世界の取り組み】

●スターバックスとガストがプラスチックストローを廃止することを決定
●イギリスのエリザベス女王が宮殿内でプラスチックのストローを使用することを禁止
●フランスでは2020年からプラスチックカップの使用が禁止される

自分だけが気づいた重要な点

プラスチックストローを製造していた会社は大打撃だろう。スターバックスに緑色のストローを卸していた会社にも大きな影響がありそうだ。株価も軒並み下がっている会社が多く見られた。環境問題などの世界的な流れが、自分の会社に大きな影響を与える場合があることを感じた。先立って、紙ストローの製造にシフトしていける企業が生き残っていけるだろう。

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