概要:第二次世界大戦で敗戦した後、GHQによって日本国憲法は制定された。日本国憲法は、世界で唯一『制定されてから一度も改正されていない憲法』である。その日本国憲法を改正するか否かの論争が国内で起きている。国会や世論で争点となっているのは、憲法9条の条文を改正するか否かというものであるが、憲法改正に関する議論で重要なのは「日本の安全保障に対してどう向き合っていくのか?」という立場を明確にした議論である。
◆そもそも憲法とは?
国家権力を暴走しないように、縛るもの。権力者に対して、権力を適切に行使させるもの。
◆争点になっていること
1)自衛隊を国防軍とするか
2)集団的自衛権を明記するか
3)個別的自衛権による武力行使をして良いタイミングはいつなのか?領域外であれば、だめなのか。
◆集団的自衛権を否定する根拠となっている72年見解
中内閣が国会で示した政府見解。(1)憲法は必要な自衛の措置を禁じていない(2)外国の武力攻撃によって急迫、不正の事態に対処し、国民の権利を守るためのやむを得ない措置は必要最小限度にとどまる――との基本的論理を示し、「集団的自衛権の行使は憲法上許されない」と結論づけた。
参考書籍

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