【ニュース #22】1日目(概要):デフレ経済?インフレ経済?どっち!

◆デフレーションとは?

モノの価値が下がり、お金の価値が上がっている状態。その状態が続くと消費者は値下がりしてから買おうと買い控えをするので、モノが売れなくなる。モノが売れなくなると、企業の業績は悪くなり給料が払えなくなる。給料が払えないから、従業員はモノをより買うことができなくなる。この流れをデフレスパイラルという。

メリット  :消費者にとって、モノが安く購入できるところ
デメリット :給料が減る。格差がでる。例)お金の価値があがるということは、元々持っていた人がお金持ちになるということ。
脱却する方法:金融緩和などの施策で、お金を市場にたくさん供給する。例)買いオペレーション→日銀が市場で国債などを購入し、市場に通貨を供給すること。

◆インフレーションとは?

モノの価値が上がり、お金の価値が下がっている状態。極度に物価があがり、お金の価値が下がっている状態をハイパーインフレという。第一次世界大戦で敗戦をしたドイツが経験をした。

メリット :お金が循環して景気がよくなる。借金が減る。給料が上がる。就職率が上昇する→会社はどんどん人材が欲しくなるから
デメリット:モノの値段が上がる。

◆デノミネーションとは?

インフレの時に、通貨の桁数を減少させること。例)ドイツでハイパーインフレが起きた時に、ヒャルマル・シャハトがデノミネーションを行った。レンテンマルクという紙幣を発行し、1兆ライヒスマルクと1レンテンマルクを交換。このことをレンテンマルクの奇跡ともいう。

◆不換紙幣と兌換紙幣の違いは?

不換紙幣:正貨と交換ができない紙幣
兌換紙幣:正貨と交換ができる紙幣

※正貨とは?:金や銀を使った金貨、銀貨のような実質価値と額面上の価値が同じ貨幣のこと

 

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