【第8話】池袋北口にある投資スクールへ契約へ

人生を変える?ターニングポイント

借金をした日の翌日だったろうか?
僕は山川さんと池袋で待ち合わせをした。

「お待たせ!
 周平くん、いつも来るのが早いね!」

「いえいえ!楽しみにしていました!」

僕は今日という日が人生を大きく変える
ターニングポイントになるのだと
考えながら金沢八景から電車にのってきた。

てっきり、タワーマンションのあった
田町にまた行くのかと思いきや
今まで中々馴染みのない池袋に
投資スクールがあるという。

雑居ビルへ潜入

山川さんと雑談をしながら
池袋駅の北口へと向かっていくこと
歩いて5分のところに雑居ビルがあった。

これまたてっきりタワーマンションのような
きれいなオフィスの中で勉強できると
思っていたので少し拍子抜けだ。

きれいなタワーマンションは
まだまだお預けということだな。笑

2週間で2回もタワーマンションに行った僕は
すっかりタワーマンションに住むのが
1つの夢になっていた。(後に達成されるが…)

狭いエレベーターに乗り4階で降りる。

山川さんが慣れた様子で
いくつかあるうちのドアを開けた。

「お疲れさまですー!
 山本さんいらっしゃいました!」

投資スクールというぐらいだから
河合塾みたいな感じかな?
と思っていたのだが想像とは違った。

殺風景で無機質な部屋に
安物だろうと素人目にもわかる
パーテーション。

投資って、儲かるんじゃないのかな?笑

投資で成功している人は
ガッポガッポ儲けてるという
イメージだったのでこれまた拍子抜けだった。

ただ、裁定取引(アービトラージ)は
ローリスクミドルリターンだもんな。
こんなものか。と勝手に納得する。

クーリングオフの説明を初めて受ける

僕と山川さん、そして契約担当者と
思われる人が1つのテーブルに着席した。

(いよいよ契約だな……ドキドキする)

「それでは、今から契約書の説明をしますね!」

「はい!宜しくおねがいします!」

どうやら、今日は山川さんは
何も話さないらしい。

説明はその投資スクールの人と
思われる人が丁寧にしてくれた。

人生で初めてクーリングオフの
説明を聞いたのがこの日だ。

丁寧にきちんとしてくれたはずだったが
僕はちゃんと聞いてなかった気がする。

なぜなら、クーリングオフする気なんて
サラサラなかったからだ。

あのときもう少ししっかりと聞いていれば…
という後悔がないと言えば嘘になるが、
このときはワクワクの方がまさっていた。

「それでは、受講料をいただけますか?」

そう言われたのでリュックの中から
大事にもってきた60万円を出した。

その中から受講料の525000円を渡す。
受け取った担当者はお札を数える機械へと入れた。

うぃぃぃん。バサバサバサ…。

銀行や両替でしか見たことのない機械が
こんなところでもあるなんて。

お札を使うシーンが多いということは
やっぱり儲かっているのかな?

僕は単純なのですぐに見たものに
影響をされてしまう性質なので
このときも例外なく信用した。笑

一通り、これからの流れを説明してもらい
無事に何も問題はなく契約は終了した。

ご飯を御馳走してくれた山川さん

「お疲れ様!乾杯!」

「カンパーイ!」

山川さんが、池袋で僕の
門出を祝ってくれた。

「いやぁ、さすが周平くん!
 堂々としてたね!

 今日が周平くんの人生を変える
 大きな一歩になるんじゃないかな?」

「本当ですか!?
 ありがとうございます!」

山川さんは大学生の僕を褒めるのが
本当に上手だったと思う。

20歳の僕になんて褒めるところは
正直ひとつもなかった。

しかし、会話をしていると
自然とそんな自分を褒めることができる
山川さんはできる営業マンだと思った。

あれ、そういえばなんで
山川さんはこんなに
親切にしてくれるのだろうか?

僕は気になったので直接聞いてみた。

「お金を借りるときもそうですし
 今日もそうなんですがどうして僕に
 ここまでしてくれるんですか?

 やっぱり紹介すると結構お金もらえるんですか?」

「それは、周平くんの起業を応援したいからさ。
 
 もちろん紹介したことによって
 多少の手数料ははいってくるけれど、
 それも微々たるもの。

 周平くんが稼げるようになったら
 将来何か一緒にできるかもしれないでしょ?

 そういう人が増えたら良いと思って
 僕は支援してるんだよ。」

「なるほど!そうなんですね!
 そう言ってもらえて嬉しいです!
 僕がんばりますね!」

僕の質問にもおどおどすることなく
さら〜っと答えることができた山川さん。

別にテストをしていたわけではないが、
20歳の僕を納得させる理由だった。

さぁ、今日からスタートだ。

・・・・・・・・・・・・・・・

僕はこの日から投資スクールの生徒となり、
アービトラージで稼いでいくことを決めた。

果たして、20歳の山本周平は
525000円のもとをとれるのだろうか?

22歳で焦って起業した僕が7年間でやっちまっ...
1970.01.01
22歳で焦って起業した僕が7年間でやっちまった失敗
https://outgrow-univ.com/shippai/9/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です