起業したいけど何から始めたら良い?7年で5億使ってわかった話

目次

こんにちは!しくじり社長のやまもとです!

起業相談を受けていて、最も多い質問が

「起業したいんだけど何から始めたら良いのか分からない」という相談

確かに難しいですよねーーーーーー!

僕も本当に分かりませんでした。
起業したい!っていう漠然とした夢はあったけれど、結局何したらええねん!ってね。

しかも、いろいろな社長さんに会って話を聞いてみると一人ひとり言うことが違うし(笑)

そんな相談に対して、今日はお答えしたいと思います。

今日の内容

  • 7年間で5億円を投資だと思って使ってきたが、ほとんど無駄金
  • 失敗パターン1:人への投資(人脈・従業員・外注)
  • 失敗パターン2:商品・ビジネスアイデアへの投資
  • 失敗パターン3:金融商品への投資
  • 自己投資が最も費用対効果が高くお金が稼げる

1.7年間で5億円の無駄遣いをしてきました

なぜ僕が、そんな偉そうな話ができるのか?
それはたくさんしくじってきたからに他ありません。笑

起業1期目〜7期目までの累計売上が、だいたい5億5000万円ぐらいなんですけど僕はそのほとんどを無駄使いしてきたんじゃないかって思っています。笑

利益が残ると税金を約30%ぐらい払わないといけない

会社なので、毎月売上をあげますよね。売上をあげて経費を引いたら利益が残りますよね。

利益がたくさん残ったら税金をたくさん払わないといけないんですよ。

その金額、なんと約30%!

もし、1000万円利益が残っていたとしたら300万円を国に収めないといけない……。
やってらんねー!!!笑

税金払うぐらいなら何かに投資しよう!

実は、この考え良くないんですが…苦笑 

今までの僕は、そう思っていました!税金払うぐらいだったら、バンバン使っていこう!って。それが投資になったらいいじゃん!って。

1000万円の利益が残っても、さらに500万円を何かに使えば残りの利益は500万円。
そこに30%かかってくるから、約150万円が納税分になります。

「やったー!150万円も減った!」という感じね!(これがなぜダメなのか?はまた別の記事で)

そんな感じで、お金をバンバンと使ってきたのです笑

でも、僕もしくじり社長とは言えども社長。
無駄使いとしよう!と思って使っていたわけではないんですよ?

ちゃんと投資(将来のためのお金)しようと思って使いました。

そう思っていたんだけれど、ほとんどのお金が無駄遣いとして消えてしまいましたね……笑

では、どんなお金の使い方をしてはいけないのか?を一緒に見ていきましょう!

2.失敗パターン1
人(人脈・従業員・外注)への投資

本当に、声を大にして言いたいです!笑 僕が、7年間で気づいた一番重要なことですね。

起業相談の人に僕から質問をするんですよ。
「起業して成功するためには何が必要だと思いますか?」って。

そうすると
「やまもとさん!やっぱり人脈じゃないですか?」と殆どの人が言います。

これがねーダメなんですよね。

自分で作ろうと思った人脈は役に立たない

人脈が大事!という人は、自分が起業に関して相談できる人がいなくて不安なケースが多いですね。僕もそうでした。だって、家族の90%が学校の先生で、そもそも起業なんて大反対なんですから。笑

だから僕も昔は異業種交流会に行っては、名刺を交換して大量の名刺をゲットしていましたね。でもね、本当に役に立たなかったー!!!

結構な時間とお金と労力を使いましたよ!ヘコヘコして、名刺渡して、聞きたくもないし興味もない相手のことヒアリングして「えー!そうなんですかー!すごいですねー!」ってリアクションとって。笑

でも、そこに集まってくる人たちなんて僕みたいに「人脈が欲しい人」だったんです。つまり、自分と同じぐらいのレベルの低い人達が集まっている。笑

ほんと、たくさんの人の名刺を異業種交流会でGETしましたが1枚も役に立ったことがありません……トホホ

やっと分かりました。人脈って、作るものじゃなくて勝手に出来ていくものだなと!

人に依存して売上が上がる仕組みを作ると大変

なぜ、人に対して投資をしてはいけないのか?僕が最も痛感した痛み。

人に投資をしても……残らないんです!!(泣)お金も、時間も労力もたっぷり使ったのに、辞められたらもう何も残らないんですよね〜。

一番多いときで、15名ぐらいの組織体制でやってたときがありました。営業マンを雇い、自分が今までやってきた営業方法を教えて、育てて売上が上がる仕組みを作ったんですよ。

良いときで月間、1800万円ぐらいの売上が上がったときもあったなぁ。その年は、年商1億円ぐらい。

でも、人ってずっと一緒にいるとは限らないじゃないですか。これは恋愛でもそうだと思うけど。笑

結構な時間とお金と労力を割きましたが、ぽつりぽつりと人が辞めていきます。(これは、僕にマネジメント能力が欠けていたからでしょう)

そして、ある時一気に辞めたときがありました。

もうピンチですよー。だって、入ってくる売上に合わせて固定費を考えてたんですもん。

売上がないのに、出てくお金だけは常にある。本当にピンチでした。まぁ、その後に挽回することが出来たので良かったんですけど、この自分の経験から「人へのお金」は消費であって投資ではないなと思いました。

外注に依存しても資産が残らない

外注というのもすごく便利なものです。自分が出来ないことを他社にお金払ってお願いするんですよね。

これは、効果が高いですが僕は投資だとは思っていません。外注も消費。なぜなら、外注に頼んでいても社内にスキルやノウハウが蓄積されていかないんですよ!

例えば、ウェブマーケティングの広告運用に関して。これも僕は外注でお願いしていました。けれども、高いパフォーマンスは出してくれたものの、広告運用スキルが自分に蓄積されたか?と考えるとそんなことなかったんです。

結構ここでもお金を使ったので、痛感しましたね〜。

以上の通り、人への投資をしても残らないのでこれから投資をすべき対象ではないというのが僕の指針です。

3.失敗パターン2
商品・ビジネスアイデアへの投資

これも多い勘違いです。

「やまもとさん!やっぱり必要なのは、画期的なビジネスアイデアではありませんか?」

と回答がかえってきます。

良い商品だからといって売れないのが現実

……が、ちがーーーーーーーーーう!大きな勘違い!こういう人は、素晴らしい商品であれば何もしなくても勝手に売れていくという勘違いをしているんですよね。

でも、営業やってたらわかります。どれだけ商品が良くても勝手には売れないんですよ。(じゃなきゃ、営業職なんていらないw)

素晴らしい商品やサービスだったとしても、売れないなら商品のクオリティを上げる努力って無駄なんですよね。

でも、みんな間違った努力ばっかりしてるんです。マッサージ屋さんとして起業したい人は、マッサージの資格をとるための努力はするけど、お客さんを獲得するための努力はしません。

ウェブデザイナーとして起業したい人は、ウェブデザインの勉強はしてもお客さんを獲得するための勉強はしません。ここに大きな違いがでるんですよね。

営業を経験したことがない人に多い傾向

相談を受けて思うのは、営業を経験したことがない人はそういう傾向にあるということです。

あたまの中で「世の中の問題を解決する画期的なサービスを作り上げるんだ!」とアプリを作ったり、ビジネスプランを考えたり、事業計画書立てたりするんですよね。

はい、僕がそうでした。笑 営業をやる前の大学生の時、横浜市立大学の近くにあるスターバックスで一人色々なアイデアをノートにむかって練ってたな〜。

起業したい!と考える友達と一緒に「あれやったらいいかも!」とワクワクしながら話していたのをよく覚えています。笑

仮にめちゃめちゃ売れても怖い…

じゃあ、仮に特定の商品やサービスがめちゃめちゃ売れたことで自分が目標とする売上や収入を手に入れたとしましょう。その商品のおかげで、年収1000万円になったとしましょう。

その状態ってめっちゃ怖くないですか?笑

だってだって、その商品一本に依存している状態ですよ。その商品にもし欠陥がみつかったら?もし時代の流れで売れなくなってしまったら?

今で言えば、コロナで大打撃を受けて倒産している会社が沢山ありますよね……。

良い商品だからといって売れるとは限らないし、売れたとしてもその商品に依存するのも怖い…。

ということは、これから起業したいと考えているあなたが「商品やサービスの中身を必死に考える」ということに、自分の貴重な時間・お金・努力/労力を費やすのはあんまりおすすめしないですね……。

それでうまくいく人は、天才型だと思います。(僕は天才じゃないのでムリw)

実際に僕もこれまで、たくさんの商品を売ってきましたが売れるか売れないかに商品力はほとんど関係がありませんでした

4.失敗パターン3
金融商品への投資

株、FX、仮想通貨……など色々な金融商品がありますよね!資産を増やそう!ということで。

これは僕が一番最初に失敗したものです。

起業したいと思ったときに、学生起業家と言われる人に「起業したいならまずはお金を作ろうよ」と言われて投資を勧められました。その投資スクールの商材を買ったんですけど……

元本がない。笑

結局、これなんです。

金融商品への投資、つまりお金でお金を生み出す投資は間違いじゃないんですけどやる順番が違うんですよ!

例えば、年利10%の金融商品があったとしましょう。手元に、500万円あります。でも、500万円が1年後には550万円にしかならないんです。1年で50万円って、バイトしたほうがまだ稼げる。笑

お金でお金を生み出す投資は、めちゃめちゃ現金が手元にあってもう使うところがないや!という状態になってからでよいでしょう。僕だってやってません。笑

さらに、皆さんの元へやってくる投資の情報って本当によくないものばかりなのでお金を預けたら飛ばれてしまった みたいな話をよく聞くんですよ。気をつけてくださいね。

5.最も費用対効果が高いのは自己投資

じゃあ、結局に何に投資したらええねん!と思いますよね。

断言しましょう。

僕が7年間、お金を無駄遣いしてきて確信したのは「自己投資」が最も費用対効果が高かった!ということです。

自己投資として、売上を生み出すためのスキルを勉強するためにお金を使いました。具体的には

・本
・先生

この2つです!方向性の提示と、修正・改善をしてくれる先生と、その分野における知識をつけるための本。この2つにたっぷりお金を使いました。

起業してから一番難しい事は、売上を上げ続けることです。

結局僕が7年間で5億円売りあげられたのも、倒産しそうになったけど挽回できたのも、好きなこと(留学)が仕事になったのも全部自分に力をつけるためにお金を使ったおかげだなーーーー!と思います。

だってね、寂しい話だけれど。困ったときに、周りの人は助けてくれないんです。笑(これは僕の人望がその程度だったんでしょうねw)

結局自分を助けることができるのは、自分の力だけだと痛感しました。笑

6.まとめ

起業したい!と思ったときに、何をしたらよいのか。どんな方向性にむかったらいいのか?それはずばり、「売上を上げ続けることのできる力」を身につけることに他ありません。

それぐらい、毎月売上を上げ続けるって難しいんですよーーーーー笑

難しい事を、他の人や商品や自分以外のところに依存していまうとなくなったときがめちゃめちゃ怖いんですよね。しかも、それがわかってるからビクビクしながら仕事しないといけない。

人に依存してたら、その人のご機嫌を伺いながら仕事しないといけない……。そんなの嫌ですねよ!せっかく起業したんだから、縛られずにやりたいじゃないですか!\(^o^)/

だから、まずは自分が売上を立てられる人になるように頑張っていきましょう!それでは!

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