人脈があれば成功する?のウソ

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人脈は作るものではなくできるもの

起業したいけど何したら良いか分からない。そんなときはまずは「人脈だ!」と考えはしないでしょうか。僕も7年間で人脈づくりに奔走した時期もありました。しかし、人脈は作るものではなくできるもの。作ろうとしてできた人脈が仕事に繋がることはありませんでした。

起業に必要なものは?「人脈!」と答える人多数

起業したいです!という人に対して、「じゃあ、自分が理想とする起業後の状態になるためには何が必要ですか?」と答えると十中八九

「人脈…ですかね?」

という回答が返ってきます。例によって僕もその1人でした。

今の自分が起業できていないのは、人脈がないからだと。自分は起業家や、社長さんの知り合いがいないから起業していないのであって、そういう人脈があれば自分は起業できる。

そうやって考えていましたね。笑

人脈を広げようと異業種交流会に行きまくる

人脈を広げることが起業するために必要だ!と思ったやまもと少年は、どうしたか?

まずはGoogle先生にお願いして「起業 人脈づくり」と検索をしました。

何やらいっぱい出てくるじゃありませんか。色々調べていると、異業種交流会というものがあると。異業種交流会ってなに?と最初はイメージが沸かなかったけれど、いろんな仕事をしている人に会えるんだな!と思って行くことにしました。

異業種交流会にたくさんいくものの「人脈をひろげたいです」人かネットワークビジネスのお客さんを探している人

様々な異業種交流会に参加しました。2〜3時間立食形式でフリートークだけする異業種交流会もあれば、テーブルごとに着席して話すものもあります。

だいたい

「はじめましてー!◯◯◯と言います!」
「やまもとさんは何されているんですか?」

と言って名刺交換をするところから始まりました。(当時は名刺なかったですが)相手が何をやっているのか聞いて、自分がどんなことをしているのか話す感じです。

2時間もたてば、名刺の山が自分の手元に残っている感じ。異業種交流会に行き始めた最初の方は

「うぉぉぉぉ!」めっちゃ名刺増えた!すごい人脈増えたじゃん!」

とめっちゃ喜んでました。笑

名刺の山がゴミの山へ

もらった名刺をダイソーで買った名刺ホルダーにいれて、カードゲームのコレクションのように集めていきました。

けれど、何度も何度も異業種交流会にいって名刺をもらっていくうちにやっと気づいたんです。

「あれ?一度貰った名刺で、やりとりしている人いないわ。」

って。笑

自分が人脈だと思って集めていた名刺は、過去これまでに何一つ役に立ったことはありません。役に立ったことはありませんが、色々と大変な思いはしました。笑

異業種交流会にいる人のパターン①
僕と同じように人脈求めてる人

異業種交流会に行けば何かかわる!起業するために必要な人に会えるんだ!と思って期待していってたのですが、大きく分けると2種類の人がいました。

1パターン目は「当時の僕と同じような人」です。つまり、人脈を求めている人。笑

人脈があれば起業できる!人脈があれば自分は今の現状から脱することができるんだーーー!と思っている人が、わんさかいました。笑

そういう人と話をすると「僕は将来〜〜〜〜なことをしたいと思っています!だから、今人脈を広げようと思ってるです!」という回答がだいたい返ってきます。

僕も同じように「僕も25歳のときには貯金残高5億円!(サンシャイン池崎か!)」と言っていました。苦笑

うぉぉぉー!一緒に頑張りましょうね!夢、達成しましょうね!

ってそんな感じです。今となってはイタくてイタくて笑い話ですが、起業する前って本当にふわっとしてて、新しい人にあっていれば進んでる感じがあったんですよ。笑

異業種交流会にいる人のパターン①
MLMや投資などの勧誘系

2パターン目は、「ネットワークビジネスや投資などの勧誘系の人たち」です。これも必ずと言っていいほどいます。

あいにく僕はネットワークビジネスも投資も20歳のときにかじっていたので、もう一度やろう!とは思ってなかったですが、うじゃうじゃいました。

しかし、ネットワークビジネスをやっている人も投資をやっている人も最初はそんなことを言わないんですよね。ガチで投資をやっている人は言うかも知れないけど。

FXや株やってますよ、的な。でも、あなたも投資で稼ぎませんか?っていう誘いをする人は最初いってきません。

「IT系やってます」とかが多いかな。

ネットワークビジネスをしている人は「美容系です」とか、「日用品売ってます」とが多いです。笑

人間というのは擦れるもので、何回も言ってるとどういう言葉が発せられたらどのビジネスなのかが分かってきてしまうものなんです。

ホームパーティーって聞いたらアムウェイみたいな。笑

人脈を求めている状態①
一発逆転ストーリーを求めてる

どうして起業するときに「人脈が大事」だと思うのでしょうか。僕も例外なくこのパターンに当てはまるんですが、一発逆転ストーリーを期待してるんですよね。

たまたま会ったすごい会社(どんな会社だよ)の社長さんが、

「やまもとくんは才能があるね!だから僕が上の世界に連れてってあげるよ!」

というように映画の中の話をもとめちゃってるんです。はい、僕がそうでした。笑 成功者にあえば、自分の人生は変わる!と本気で思ってました。

人脈を求めている状態①
自分は楽して努力しようとしない

人脈をつくることが努力だと思っているパターンですね。本来、起業して事業を続けるにはそれ相応の力(スキル)が必要になってきます。

だって、毎月毎月売上を上げ続けないといけないんですから。

でも、人脈さえあれば「今の自分」は全く変わらずとも起業して成果を出せると思ってしまうんですよね。これも僕でした。笑

自分の力がないということはどこか棚の上に置いていたのか、忘れいていたのか自覚していなかったのか?それは分かりませんが、なぜか考えに入っていませんでした。笑

自分は楽して誰かに持ち上げてもらおうなんて考えている人が起業して、継続できるでしょうか?難しいですね。

人脈は作るものではなくついてくるもの

起業前から起業後にかけて様々な異業種交流会に参加して思いました。自分で作ろうと思って作った人脈は、本当に意味なかったなと。

た〜〜くさん会って、たくさん名刺をゲットしてきたけれど仕事につながった試しがありません。将来につながらなかった商品を買ったことはたくさんありましたけれど。笑

人脈というのは、自分の能力が上がって自分ができることが増えてくると勝手についてきます。

勝手についてくるというのは、自分の信頼する人からさらに信頼する人を紹介してもらうという状態。今、一緒に仕事をしている人やずっと繋がっている人はみんなそうでした。

自分がコツコツと力をつけていって、そのタイミングで絶妙に良い人と巡り会える感じでしょうか。

仮に人脈で成功してしまったら恐怖でしかない

想像してみてください。もし仮に、何も知識もスキルもない状態から人脈だけである程度の売り上げが上がってしまったとしたら。怖くありませんか?

だって、その人脈がなければ売上を立ててお金を稼ぐことができないのです。その人の言うことを聞かなければいけないし、その人の機嫌を損なうことはできないし……。

自由を求めて起業したはずなのに、いったい誰のために起業したんだ?って感じですよね。大事なのは、人脈も何もない状態から自分の力だけで事業をまわすことができるかどうか?ということです。

自分のスキル・能力を上げて世にOUTPUTすることが大事

起業したい!そう思ったら、やることは簡単です。能力をあげること。

自分の身は自分で守る。ピンチになっても誰も助けてくれないものだと思って、結局は自分の力で這い上がるしかないのです。(これも経験談……笑)

記念起業をしたいなら話は別ですが、事業を継続していのであれば力をつける以外にほかありません。だって、毎月売上を上げ続ける必要があるのですから。

人脈を広げたければ、自分の力をつけていって世の中にOUTPUTすることだと思います。にんにくフェスやRen-Chin!(飲食店)などを世の中にOUTPUTしたからこそ、繋がった人脈がいっぱいありますもん。

もしあなたが起業するために人脈が大事だ!と思って異業種交流会に3000円払ってるんだったら、本を3冊買って勉強するようにしましょう。

それでは!

人脈ではなくスキルの習得が重要

僕は起業してからの7年間で、「時間・お金・労力」をさまざまなものに使ってきました。その結果、たどり着いた結論が

◆最も費用対効果の高い投資は自分のスキルを向上させること
◆困ったときに頼りになるのは自分のスキルのみ
◆スキルさえあればどんな事業だってできる

ということです。人間不信みたいな発言ですよね。笑

でも、スキルさえ身に着けてしまえば誰にも縛られずに自由に好きなことができるってもんです!誰かに頼らないといけない状況は、依存になってしまいますからね。

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