高校時代の「お前には無理でしょ」からスタートした起業

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教員ばかりなのにどうして起業?で驚かれる

こんにちは。やまもと社長です。8期目に入り、にんにくフェスの全国展開、協賛獲得、企業研修事業の開始もあって色々な方と積極的に会うようになりました。

初めまして!で会うことが多いので、自分のこともお話するのですが意外とびっくりされるのが「両親が学校の先生で、家族・親戚も教員ばかりなのにどうして起業したの?」という点ですね。笑

実際に僕の家族・親族は、本当に先生ばかりです。

<山本家に近い親戚で学校の教員>
・父親
・母親
・姉
・姉の旦那
・叔母
・祖父
・叔母の娘
・叔父の娘

改めてみるとびっくりですね。笑 しかも私立ではなくて、公立の学校ですから公務員です。公務員といえば、起業家の正反対にいる人達といっても過言ではないでしょう。

だからこそ、改めて考えてみると自分でも不思議だなと思いました。

中学までは優等生。高校では、最底辺の劣等生。

高校の修学旅行での1枚。野球部なので坊主頭でした。

小学校〜中学校の勉強「めっちゃ簡単やん」

両親が学校の先生なのが理由なのかはわかりませんが、小学校から中学校までの勉強では苦労したことがありませんでした。簡単だなと。

授業さえ聞いていれば、ほとんど分からないことはなかったし、周りの友達がひ〜ひ〜言っているのをみて、「何で分からんのやろう?」と思っていました。(性格悪いですね笑)

当時から、ニコニコして愛嬌たっぷりで学校の先生に好かれやすかったので(そうやって育ててくれた両親に感謝ですね)、学力が突出していなくても学校の成績表で、内申点が満点でした。いわゆるオール5ってやつです。

僕は愛知県豊橋市に生まれて育ちましたが、地元には「時習館高校」という学力が高くて有名な高校があります。当時の偏差値は62.5〜65ぐらいだったと思いますが、今ネットで調べてみたらめちゃめちゃ上がってますね。偏差値70って!笑

そして、僕もこの時習館高校を目指すことになります。中学の上位20名ぐらいの生徒はこの学校を目指していたでしょうか?学習塾に行きながら切磋琢磨したのがとても懐かしいですね。

各中学校の優秀な生徒だけが集まる高校の最初のテストで、320名中250位。

入学すると同時に、学力を測るためのテストがありました。やってみた感想としては意外とできたなーと思っていたんですけど、結果をみて愕然としましたね。

250位!?人生で初めて下から数えたほうが早い!と。

いままで200名中で、上位20位ぐらいにしか入ったことがなかった僕はここで初めて人生の挫折(大したことありませんが…笑)を味わうことになります。

授業が難しすぎてついていけない。成績も学年最下位へ。

そして日々の授業が始まっていきます。中学までは、授業でわからないところなんて1つもなかったんですが、また愕然としました。

「あれ?先生の言っていることが全然分からない……。」
「授業が進むの早すぎないか?」
「予習を前提に進まれるから、まったくついていけない」

あいた口が塞がらないとはこのことでしょうか。今までに経験したことのない感覚です。クラスの中でリーダー的存在で、自分が中心だった中学と比べて高校では、クラスの落ちこぼれです。

落ちこぼれであることが恥ずかしかったので、そういうキャラクターでいっていましたね。「やまもとは、おちゃらけでバカキャラ」だと。

「みんなまじすげ〜よな〜。運動もできて、勉強もできるなんて俺にはむりっしょ!」

とかっこがつかないから、かっこつけてましたね。

数学のテストをうければ、赤点(平均点の半分)じゃなくて青点(赤点の半分)でしたし、英語のテストを受ければ200点中16点。

よく、そのテストの結果を親に見せれたなと今では思います。どんな心境で、息子のテスト結果を受け入れていたのでしょうか?笑

父親は別の高校で進路指導部長をやっていたので、色々と言いたいことは会ったと思うけれど、ドラマや漫画で出てくるような「いったい何なんだ!この点数は!」と言って怒られることも特にありませんでしたから、グレずに育ちました。笑

長澤まさみの出演していたドラゴン桜に影響される

今見るとなんて豪華キャスト……

当時のやまもとは(いや、今でもか)影響されやすかったんですよね。ちょうどドラマで「ドラゴン桜」がやっていましたが、知っていますか?

学力の低い落ちこぼれの高校生が、阿部寛が演じる桜木弁護士に「人生変えたいなら東大へ行け!」と言われて、目指して勉強していく物語です。

ドラマもみていましたが、僕は漫画を全巻買って読みまくりました。

相当影響が大きかったのでしょう。その漫画を読んでから僕は、周りの友達に

「今は最底辺だけど、絶対に東大へ行ってやる!」と豪語し始めたのです。

まさにビッグマウス。周りに宣言すれば勉強するようになるんじゃないか?説→失敗

学校の授業にさえまともについていけないのに、東大へ行く!と言いふらしてました。母親からは「本当に恥ずかしいからやめて!」とずっと家で言われ続けていましたが、辞めることはしません。

自分の性格上、そうでもしないと勉強しないと思ったんですかね?自分の心の中でとどめておけばいいけれど、おそらく

自分で人生逆転ストーリーを作りたかった

のだと思います。けれども、実際は高校1年生〜3年生で野球部を引退するまでほとんど勉強しませんでした。

成績がめちゃめちゃ優秀な友達に混ざって東大模試を受けてみたりと、パフォーマンスをするのは好きなんですよ。

「おれは、頭悪いときから東大で二次試験を受けることを想定して模試も受けるんだ!」

って、そんな感じでやってました。笑

何度も言われた「お前には無理。」の言葉通り、人生逆転ストーリーはなかった。

周りに何度も何度も「お前には無理。」と言われ続けて、悔しかったですが勉強してないから当然無理なんですよ。笑 ビッグマウスをしていいのは、ちゃんと実が伴う人ですよね。

現役では、結局僕はどこの大学にも受からず浪人することになりました。浪人生活は、浪人生活でとても面白い経験をしたので改めて記事でまとめうようかと思います。

友達は、優秀な大学→超優良企業への就職。僕

浪人をへて、僕は横浜市立大学へ合格しました。偏差値は57.5〜62.5ぐらい。東大へ行くことは、机上の空論で終了。

僕の友達は、本当に頭が良い人ばかりなんです。現役で医学部に行ったり、東大・京大・東工大・一橋・早慶上智・名古屋大などがほとんどでしたね。

一番印象的だったのは、後輩に「横浜市立大学受かったよ!」と伝えたら「どこですか?その大学」と言われたことです。笑

初めて会った人に言うと(卒業していなけれど)、「優秀ですねー!」と言っていただけて光栄なのですが、時習館高校の中では名前すら知られていない大学でした。

いま思えば、この高校生〜大学に入ったあたりから僕は起業への思いが出てきたのではないか?と思います。

願えば叶う!を証明したかった。

実は、高校時代に毎日1枚格言を書いて壁にはっていたことがあります。自分の部屋が、高校生のやまもとが書いた格言だらけ(A4のコピー用紙)になって、母親から「あんな変な宗教でもハマったの?」と言われたのが懐かしいです。笑

その中でも僕が未だに残っている、18歳のやまもと少年が書いた言葉。

「願えば叶うを俺が証明する!」

なぜかこの言葉、考えが自分には強くありました。当時から僕は両親にとても感謝をしており、生んでくれてありがとうと良く伝えていました。

世の中には、スティーブ・ジョブズや孫正義のように超がつくほど優秀で世界に影響を与える人もいれば、ごくごく平凡に暮らしている人もいます。

僕は、世界になにか影響を与える人たちがなぜ?そんなことを実現できるのかを考えたときに「才能があるから」と絶対にみとめたくなかったんです。

才能を理由にしてしまうと、自分の責任ではなくて両親のせいになってしまうなと。

だから、「スティーブ・ジョブズや孫正義は、才能があったからではなくそこに至るまで努力をし続けたから」だと僕は考えています。

せっかく両親から授かった人生なのに、生まれた瞬間に自分の人生は決定しているようなことは僕は認めたくなかったんですよね。

だから、今は学力が低くても自分は東大に受かることで、自分自身の可能性を証明したかったのだと思います。

学業で証明できなかったことを事業で証明する。

今思えば、自分の周りが学校の先生ばかりだったから起業したいと思ったのかもしれません。起業したことがある人なんて居なかったので、「お前には無理だよ」とまた言われ続けました。

それも仕方ありませんよね。両親からしても、事業をして継続できるイメージなんて全くわかないと思いますし、「またやまもとが何かビッグマウスを言っている」と思っていたんじゃないでしょうか。

高校時代には、証明できなかった自分の可能性。周りに誰もいないけれど、出来ると思って努力していったら、必ず何でも出来るようになる!

自分の存在価値を証明するために、僕は起業したのでしょう。

当時のことを思い出すと、そんな感じだったなと思うだけであって実際のところは分かりません。

ただ、持論として考えていることは同じです。

ただ生きているだけでは、存在価値はないと思っています。いかに、事業を通して世の中に貢献できるのか?誰かの役にやって初めて存在価値があることを証明できる。

起業したときに比べればできることも増えましたが、やればやるほど出来ないことや足りないこと、実力不足なことがたくさん見えてきます。

けれども、

「出来ると思って、正しい努力の方向性で出来るための努力をすれば、必ずできる」

ということを信じて、改めて精進しようとこの記事を書いていて感じました。

少子化・高齢化・人口減少が課題の日本に事業で貢献する

僕が、自分の存在価値を証明するためには社会の役に立たなければなりません。今僕たちが生きている日本では、深刻な少子化・高齢化・人口減少が進んでいます。

それ自体が問題というよりは、それが原因で様々な問題が起きているというのが正しいでしょう。

今朝もNHKのニュースで、空き家問題が取り上げられていました。

NHK NEWS WEB

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191203/k10012199531000.html

高齢化が進んで、誰も住まなくなった空き家がたくさんあることは問題として知っていましたが、その空き家が崩壊の恐れがあって危険な状態にあり、さらにその撤去費用を自治体が負担していることは今朝初めて知りました。

しかし、住宅を撤去するのにもまとまった大きなお金が必要だと考えるとこの問題も本当に深刻だと思います。

僕の実家では、ガラスの温室で菊の葉っぱを栽培しているのですが、台風で温室がバリバリに割れて壊れてしまったときに、治すのか壊すのかかなり母親が悩みました。

治すのもお金かかるし、壊すにもお金がかかる。

そうなると、もし空き家を自分がもっているとすればそのまま放置してしまう気持ちもわかりますよね。気持ちとしてはなんとかしないと行けないと思っているけれど、まとまったお金がない……。

かりにあったとしても、壊すだけで何も価値をうまないことにお金を使うのって本当にバカバカしく感じてしまいます。

…と言ったように、空き家問題に限らず社会にある様々な問題に対して、今できる自分の得意なことを活かし、今できない身につけたいことを使って取り組みたいなと思います。

長くなりましたが、僕がなぜ起業したのか?に関係する高校時代の話でした。

ではまた!

やまもと社長

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